Ai Hirayama


ニュージーランドでの1年留学生活。

これを通して得たこと――――。

結論から言えば、『音楽には国境がない』ということ。


私が留学する前に、たくさんの人に留学する理由を聞かれた。正直はっきりとした理由なんてなかったし、自分でもなんで留学したいのかよくわからなかった。でもたった一つ、留学したい理由があった。それは、ニュージーランドの音楽に生で触れてみたいということだった。

そんな私が出会った最高のクラスと最高の友達と最高の先生。それがMusicのクラスだった。


最初は全く期待なんてしていなかった。私が好きなのはクラシックとかではなく、パンクロック。あ~どうせベートー○ンとかモー○ァルトとか習うんやろな~ぐらいしか思っていなかった。だが一瞬でそのイメージは覆された。クラスに入れば見るからにパンクやロックが好きな子たちがずらり。その瞬間私の胸は期待で溢れそうだった。頭の中はバラ色音楽生活。…甘かった。英語での音楽はそう簡単なものではなかった。専門用語もすべて英語。しかもドレミではなくコード表記。分かるわけがない。C? E? Am?なにそれ。最初はチンプンカンプンで、授業も聞きとるので精いっぱい。でもそんな時に助けてくれたのが、先生とたくさんの友達だった。

音楽の先生はいつも機嫌が悪いと有名な先生。他の先生でさえもそう呼んでたくらいだ。でも、分からないことがあればちゃんと教えてくれるし、いい子にしてればとてもよくしてくれる。私はあの先生が一番好きだった。

音楽のクラスにいる子たちは、個性が強くて、なじむのにはちょっと時間がかかるかもしれない。でも私は一つ友達になるためのいい方法を知っている。それは、好きなバンドや歌手を相手に聞くということ。これはもしあなたが音楽が好きならば是非実行してほしい。

ではなぜこれができるのか。それは、冒頭にも言ったように『音楽に国境はない』からだ。


「この歌の歌詞いいよね~」「超共感できる~」聞きなれた誰かのセリフ。

はっきり言ってそんなことどうでもいい。私がこの留学で学んだこと。それは、歌詞なんか理解しなくても、音楽は体で感じられるということ。それを自分の肌で、目で、体で、感じてもらいたい。

最高の仲間と奏でる音楽。響く歌声。鳴りやまない先生のどなり声とみんなの笑い声。日本には絶対に経験できない音楽がそこにはあった。


ほんとに、Musicのクラスを選択して、後悔したことは一切ない。課題で曲を作ったこと、みんなの前で歌ったこと、バンドを組んでみんなで演奏したこと、ワークシートを内緒で友達と相談しながらやったこと、自分の好きな曲を聞かせてもらったり聞かせたりしたこと、すべてが充実していた。

でも大切なのは自分を隠していてはなにもならない。積極的になること。どっちに動くかは自分次第。最高の留学生活にしてください!=)


平山 愛